記憶にあるハロウィンをアーカイブ

10月31日はハロウィンです。
仮装した人の行列が街を練り歩くお祭りになって久しいですが、私が幼少時に体験したハロウィンは今の装いとかなり異なります。
記憶があるうちに私が体験したハロウィンをアーカイブします。

 

ハロウィンは子供のイベント

まずハロウィンは子供がオバケの仮装をして、家々を練り歩くイベントです。
大人たちは家にいて、オバケ達がやってきたら、ひとしきり驚いた後にお菓子をあげます。
家や玄関がオバケっぽくデコレーションされている事はあっても、自分達が仮装する事は無かったと思います。

私は小学校低学年の時に、サウジアラビアのコンパウンド(外国人居住区)にいました。
英語圏の人が多かったので、ハロウィンは海外っぽい感じで行われます。

近所の日本人のお兄さんお姉さんに連れられて、訳も分からず仮装をして家々を回りました。
日本は独自の妖怪がいますので、日本人はたいてい妖怪に仮装します。
私は三つ目小僧みたいな感じでしたが、外国では妖怪は大うけです。

 

Trick or treat!

夜になったら外に出て、ジャックオーランタン(かぼちゃのロウソク)が灯っている家に行きます。
ジャックオーランタンが灯っている家は、ハロウィン参加している家だよって目印になるのです。
家でピンポンして、ドアが開いたら「いたずらしちゃうぞ」の歌を歌います。

私たちが歌ってたのはこんな感じでした。

Trick or treat.
Trick or treat.
Give us something nice to eat.
If you don't, we don't care.
we'll ほにゃらら~ underware.

と歌うと「Underware!? Oh,No!」と海外のママさんはオーバーにリアクションしてお菓子をくれます。

ほにゃらら~の所が分かっていなかったので、
「お菓子をくれないと、ここで自分たちのパンツを下ろしちゃうぞ!」
くらいな事を言っているものだと思っていました。

ちなみに、私たちが歌う日本人版の歌は一番短く、本場の子供たちはロングバージョンを歌っていました。

 

外国のオバケはなかなか鬼畜

と言う訳で、ほにゃらら~の部分の歌詞を調べてみました。それっぽいものが見つかりました。
https://www.barrypopik.com/index.php/new_york_city/entry/trick_or_treat_smell_my_feet_give_me_something_good_to_eat

とりあえず、ほにゃらら~の部分は、

I'll pull down your underwear.

で、自分のパンツを下ろすのではなく、初対面の奥様に「さもなくばパンツを下ろすぞ!」って言っていたようでした。
さすがオバケ。
こう言われてはお菓子をあげた方が良さそうです。

鬼畜歌詞には他にもバージョンがありました。
https://mojim.com/jpy154550x4x7.htm

We'll put red ants in your hair. 赤いアリ(ヒアリ?)を頭に複数入れてやる
We'll put snails upon your feet. 足の甲にカタツムリを複数置いてやる
You can sit on a porcupine. ヤマアラシの上に座れ

ひどい、さすがオバケ達。鬼畜の所業です。

 

と言う訳で、私の知っているハロウィンは子供たちが仮装してジャックランタンがある家々を廻り、
いたずらにしては度を越えた歌を歌って大人を脅し、お菓子を貰ってご満悦。次の家にレッツゴー。

というイベントでした。

 

こんな歌詞も見つけました。子供に言われたらこっちの方がギョッとします。

Trick or treat, trick or treat,
Give me something nice to eat,
If you don’t we don’t care,
We’ll put money in your underwear.