茂来館をコワーキングスペースにするには

佐久穂町には　茂来館　という大きな公民館があります。
公民館と言いつつ、図書館併設、音楽ホール、調理室、会議室、音楽室など多機能施設となっております。
ラウンジも広くて勉強する学生や本を読む住民が集う場所です。

これまでは通信環境が良くなかったのであまり近寄らなかったのですが、コロナ対応で通信環境が様変わりしていました。
どうやらテレワークのためのワーキングスペースとして整備した狙いもあるように思います。
私はテレワークする必要はないのですが、テレワークした気で使ってみました。
以下はその感想です。

おしい、非常におしい。

まず言わなければならないのは、佐久穂町のコワーキングスペースは都会のオサレなそれとは一線を画すという事です。
スタバのコーヒー片手にオサレカフェのようなコワーキングスペースにpaypayでドロップイン。
ってそんな事はできません。
スタバは近くに無いし、そもそも車移動、冬の寒さが違うので防寒＞オサレ　となり、重要視する項目も異なることを予めご認識ください。

と、佐久穂町独自のコワーキングポイントに照らし合わせて、茂来館は致命的な1点を除いて及第点だと思います。
その1点は、電源（コンセント）が使用禁止になっている
という致命的なことでした。

コンセントさえ使えれば

佐久穂町のテレワークに必要な項目と茂来館の評価を記していきます。

と言う感じで、コンセント使えればお金とれるくらい充実しています。しかも人が少ない。ギガし放題。
ここまで充実だとワーキングスペースを有料で運営している誰かさんの立つ瀬がないのは言うまでもありません。
WiFiは今や色んな場所で"無料で"利用できるインフラになっていますので、通信でお金を取るモデルは変換しないといけません。

茂来館をコワーキングスペースにするには

（茂来館がコワーキングスペースになりたいかは分かりませんが）なりたいのであればコンセントの使用を許可する事は必須でしょう。
ただ、全部を利用して良いとすると差し込み口争いが起こりそうなので、予めタコ足タップを用意する、あるいはコンセントだけは受付まで利用申請を行うで良いと思います。
それと自分の作業に没入できるような三方がしきられた半個室のような仕切りが欲しい所です。
仕切りの中にコンセントとスタンドライトがあればなお良いです。。

って、それ図書館に置いてあるじゃないですか。
でも図書館は電波届かないし、飲食禁止だし、そもそもパソコン利用禁止です。
なら図書館に置いてある半個室の幾つかをエントランスホールに持ってくれば事足りるじゃないですか。
もう、ぶきっちょさん。

クローズスペースの観点

茂来館のオープンスペースはその名の通り、誰でも・気軽に　という観点で仕切りなどはありません。
でも、これから必要な観点は部分的にクローズスペースにする観点です。
クローズスペースにする事は、周囲から利用者を特定されない事を助けます。
周囲に発見されたくない思考は人口が少ない地域の方が強く働き、実際に人口が少ない地域の方が知り合いに遭遇する確率が高いのです。
そしてエンターテイメントの少ない地域では良くも悪くもない稚拙な事がNewsになり得るのです。
茂来館でパソコンやスマホ開いていた3人のうち1人が知っている人だったら、それを話してみたくなるのです。

クローズスペースはそういった事が発生しないようにします。
これらが実現できれば、茂来館は周囲のワーキングスペースから破壊的なけしからん場所だと思われるでしょう。
是非とも実現して欲しいです。