動画のデータダイエット

テレワークとオンライン会議の普及

新型コロナの影響は大きく影響し、特にこれまで対面で行っていた会議や講義、学校の授業は大きく対応を迫られました。

会社員におけるテレワークやオンライン会議は一般的になりつつありますが、小学校・中学校・高校は地域(や学校の中でも)で進みが異なると思います。

体感的には私の周りでは「新しい生活をしつつ、通常登校が続けば良いなぁ」ってところが多いのではないでしょうか。

データダイエット

教育関係でオンラインが進んでいる(やらざるをえない)のは大学となっているようです。

先日、大学の先生とお話しすることがあって面白い単語が出てきました。「データダイエット」です。

「学生はギガが無いからね。容量を少なくしないといけないんすよ。スマホで撮影するとギガがでかくなるんで、パソコンに付いて内臓カメラで撮影しています。」とのこと。

・・・なるほど、5Gとか叫ばれている時代にギガ不足を考慮して動画を作るのは、時代の逆行のような気がしますが、私は「動画は時間拘束ないし、早送りや巻き戻しできるんだから、好きなだけ長くなって良い」と思っていた私には衝撃でした。

これまではデータダイエットが実は必須だった

思い返せば私がシステム開発をする時期は、データダイエットが”それほど”考えなくても良い時期になってきました。

ストレージの大容量化とメモリの大容量化と通信の高速化によって、システム側でデータの大きさを気にする機会は減りました。

重たい画像や動画を大量に表示しようとすると画面表示に時間がかかる。から、画像を小さく、必要ならalt属性名付けて、ソースも短ければその分処理が早くなるんだ!

と結構口酸っぱく言われましたが、これは容量が限られていて通信が低速の時代を乗り越えてきた先輩達の体験からだったと思います。

神は細部に宿ると言いますが、やはり考慮する物が多い方が高度な物(システム)が出来上がっている気がします。

 

蛇足ですが、もう少し遡ると学生時代にmidiってやつで自作の携帯着メロを作った事を思い出します。

パソコンで元になる音源を落としてきて、これを携帯の着メロにしたく頭捻っていたのですが、最終的にぶち当たったのは私が一番最初に購入した携帯は1回のダウンロードが10MBが最大だった事です。

作った音源は13MBくらいあって、16和音とかだったと思いますが、泣く泣く8和音とかに落としたけど聞いた感じは同じだったぜラッキーと思いました。

 

揺り戻しの時代は来るか

ちょっと話がズレましたが、データダイエットを考慮した動画の方が高度な動画で、全員が動画アップローダーになった動画戦国時代にはデータの大きさにまで考慮していないと意味ない動画になるなと思います。

twitterやFB(やその他SNSやブログ)が出てきた時代に多くの人が文章を作成しました。

その中で質の高い文章には多くの人がリピートして読む事になりましたが、その裏には恐ろしい量のゴミ文章が電子の渦に埋もれているのだと思います。

質は量の中からしか生まれない、まぁよく考えてみたら普通の事なんですがね。

結局、今は量が爆発的に増えている時代で、その後は多分、質の高い数種類が残ります。でも、ある層にはそのゴミが輝くこともあるので、ある一定の品質で作り続ける人もまた大事と。

輪廻輪廻。

 

データダイエット方法

文部科学省から大学のオンライン授業のやり方が提示されています。

見てみると、動画・同時性・アーカイブを組み合わせていく必要がありそうです。これは繰り返し試していくしかなさそう。

とりあえず、スマホとパソコン内部カメラでどっちの方が容量あるか測ってみました15秒動画で。

結果は、、1秒1MBくらいでどちらもあまり変わらない。

ん〜次は音声カットでどれだけ違うかやってみるか。

と試行錯誤をしてみようと思います。

 

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