第3期佐久穂町コミュニティ創生戦略のパブコメ送ってみた

さてさて、いよいよパブコメを自分で作ってみました。
https://www.town.sakuho.nagano.jp/oshirase/kakuka/sogoseisakuka/sogoseisakuka_3575.html
どう影響するのか、影響しないのか分かりませんが、前向きに以下を出してみましたよ。
パブリックコメント
第1期戦略から踏襲している人口のゴール設定「2045年に、1学年で2クラスを 維持できる人口(70人)の確保」を
「2045年に佐久穂町住民の6歳人口を70人にする」と具体的な数値にしてはどうでしょうか。
これを行う理由は大きく2つあります。
1.「1学年で2クラス」という表現が曖昧ゆえの弊害が起こる
2.数値を具体化することで、KPIが適切に機能する
具体的な理由を書きます。
1.「1学年で2クラス」という表現が曖昧ゆえの弊害が起こる
第1期戦略が策定された平成27年(2015年)時点では、大日向小学校がありませんでした。
なので、第1期戦略策定時は佐久穂小学校で2クラスを維持することが前提となっていたと思います。
佐久穂小学校には基本的には佐久穂町住民が通うため、佐久穂町住民の6歳児が70名というのが目標値となります。
ですが、2025年現在では大日向小学校が開校しているため、文字面だけ見れば、佐久穂小学校で1クラス、大日向小学校で1クラスあれば目標が達成しているように見えてしまいます。
大日向小学校は佐久穂町住民以外も入学できるため、佐久穂町住民の6歳児だけがカウントされるものではありません。
極端な事を言えば、大日向小学校の1年生全員が町外生徒でも問題はない訳です。
となると、佐久穂小学校で1クラスを維持するためには、70名よりもはるかに少ない人数の6歳児でも可能になります。
それが何人になるか分かりませんが、6歳児が1人でもいれば1クラス作られるのではないでしょうか。
佐久穂町住民で6歳児が70名を維持という2015年の認識が、今となっては実質1名でも構わない状態に文字面が見えてしまいます。
極端な事を言っているとは思いますが、6歳児を70名維持する目標達成は大変な事で、様々な担当課が直接的・間接的な影響を与えるために奮起しなければなりません。
この曖昧な表現と認識により、6歳児に直接的に関係しそうな、子ども関係、子育て関係の部署に責任を丸投げしていることにはなっていないでしょうか。
こういった細かい認識のズレが長く続いた結果として、児童確保に向けたKPI数値をどうにかして達成しようとする職員の気概を奮い立たせない弊害になると思います。
2.数値を具体化することで、KPIが適切に機能する
「2045年に佐久穂町住民の6歳人口が70人にする」という具体的な数値を達成するKPIは、現時点の計算である程度求める事が可能です。
簡単な所で言えば、2045年に6歳ということは、2039年の出生数は大きなKPIとなります。
佐久穂町で生まれた人数が70名に届かない場合は、外から移住してもらうほかありません。
となると、これから小学校になる子育て世帯の移住世帯数はKPIになりえます。
移住してもらうためには住む家が必要なので、空き住居の数もKPIになりえます。
小学校に入る前には保育園や幼稚園に入る必要があるので、空き定員数もKPIとなり、園の品質向上は間接的に影響しえます。
2025年時点の小中学生に適切なキャリア教育を行い、醸成を育成できれば、2045年時点の6歳児の数に影響しえます。
出生率を設定すれば、必要な女性人口が設定でき、これの維持のために現在から行う経済・産業・コミュニティ形成も影響しえます。
そして、これらを達成するため、職員が何にどれだけ作業時間が取られているのかもKPIになり得るのです。
このように、いつ・何を・どれだけ、が明確になっていることで、時限付きのKPI設定が計算可能になります。
時限付きKPIが設定されることの最大の功績は、目標が達成されないと分かった時点で、事業の内容を変更できる点にあります。
残念ながら、第1期戦略、第2期戦略の目標は達成できていない項目が多いでしょう。
これは外部環境的に難しい点もあったと思います、が、事業の内容を変化し続け、試行錯誤の結果だと言えるでしょうか。
目標に達成できない時、事業の内容を変更できる材料として時限付きのKPI設定をお願いします。
2045年に6歳児を70名にするのは、様々な担当課や事業が直接的・間接的に影響を与えて達成する非常に高い目標です。
それゆえに、曖昧さを排除して具体的な数値から時限付きのKPIを落とし込んでいく戦略方針が必要だと思います。
終わりに
第3期戦略のゴールを見ると、「人口の目標」と「まちづくりの目標」の2つが設定されています。
私は前者は「攻めの戦略」、後者は「守りの戦略」と捉えています。
どちらも大切な戦略だと思います。
ただ、現状認識として、佐久穂町単独で暮らしやコミュニティを維持するのは不可能だと考えています。
となると、既存住民だけでなく新しい住民を呼び込む動きが必要です。
既存の地縁コミュニティ維持だけでなく、新しい形態のコミュニティ創生が必要です。
既存の産業を守るだけでなく、新しい経済を創出する動きが必要です。
これはいずれも、攻めの戦略、つまりは人口増加を本気で目指す覚悟に繋がります。
佐久穂町は第1期戦略と第2期戦略の10年間で「2045年で6歳児70人」という認識が住民に少なからず定着していると思います。
また、佐久穂町は教育が進んでいるという町外からの評価も付いて来ていると思います。
攻めの戦略で言えば、住民とのゴールの共通認識はある程度進み、教育は施策の柱になりうる成長を見せているのです。
ポテンシャルはあります。後は、手を動かすだけです。
がんばりましょう。
AIさんからのコメントは厳しい物でしたが、私のパブコメは割とポジティブです。
日本には1700くらいの自治体があって、ほぼ全ての自治体が人口減少になるので、失うものは無いから思い切ってやろう。と思うのが1点。
もう1点は、大きな目標に向かって頑張る事は、頑張っているその時間は、結構幸せなんじゃないかと思うので、私はポジティブです。
どれだけ悪くても、家や車がパッと消えちゃうこともなければ、貯金が無くなることも無ければ、家族や自分がすぐに死んじゃう訳じゃないのです。
ライフラインが来なくなっても、太陽光で電気作って、水はタンクで、ガスは薪ストーブで、トイレは穴掘って生活すれば良いのです。
どこかの宿泊施設はこれを地でやっています。大人気です。
なので、皆さんもポジティブに考えて良いと思います。
どうですか?あなたもパブコメ出してみる気持ちになってきましたか?
え?まだなっていない?
・・・なに?ワードにしてメール送信するのが面倒だ?
仕方がないですね。
以下のフォームに送って貰えば私の方から提出しておきますよ。
メールアドレスの指定などはないのでね。
パブコメじゃんじゃんお待ちしております!