あまり雪が降らない佐久地域の雪かき

東京でも雪降ります!最大限の警戒を!
・・・残念ながら東京で雪は降らなかったようですが、佐久地域では結構まとまった雪が降りました。
なので天気予報を許してやってください。

10日は日中帯から30センチ強くらい降り、雪かき3回もやりました。
13日は夜に20センチ強くらい降り、朝からみんなで雪かきです。
(佐久地域では10センチくらいでも、結構雪が降ったと感じるくらいの地域)

今回はみんな大好き 雪かきについてです。

朝5時30分に無線放送が流れる

佐久穂町では、夜の積雪が5センチを超えると早朝からご機嫌な無線放送が流れます。

「へい、みんな。なんてこった、雪が5センチ以上も積もっているぜ。のんきに寝ている場合じゃない。
雪かきしようぜベイビー。」

って感じです。(脚色有)
やおら皆さん暗いうちから家から出てきて雪かきを開始します。

まずは、敷地内の中、続いて道に面している歩道の雪を片付けて行きます。
大きな道は夜から除雪部隊が出動して、交通量が増える前に除雪してくれています。ありがたいことです。

しかし、歩道や敷地内の私道は住民がやる必要があります。
私の家の隣は町保有の道があり、その先にはロータリーがあって結構大変になります。
しかし、ゴミ捨て場が道の先にあり、分別マスターとしてはやらないわけにはいかんのです。

どうして雪かきするのか

雪は放っておけばいつかは溶けます。
にもかかわらず、どうして雪かきをするのか、私の考えを書いておきます。

歩きやすいように

雪があると歩きずらく、踏みしめられた雪は凍りつき歩行者が滑ってしまいます。
最初の歩行者は、朝から元気に登校していく児童です。
児童が元気に学校行けるように雪をどけておく。私のモチベーションはここにあります。

道が狭くならないように

児童が歩くのに関係しますが、雪が降ると道の幅が狭くなります。
道の両端に雪が積もってしまうからです。
歩道が明確に分かれていない道などは車と歩行者が近くなってしまうので、歩行者が歩ける用に道を作ります。

早く溶けるように

雪かきした道は早く溶けます。
これは当然だと思うかも知れませんが、道(黒い部分)が見えていると太陽熱を吸収して早く溶けます。
逆に言うと、雪が白く残っている所は太陽の光でも中々溶けないのです。
真っ白な雪よりも、土が混じって汚い雪の方が早く溶けるのと同じですね。
(家の前の雪を車道にぶちまけている人もいますが、私はこれはどうかと思う。)

みんながやっているから

案外、この部分が大きいのかもしれません。
雪が降った日には近所からゴリゴリと雪かきの音が聞こえてきます。
そうすると「あ、誰かがやり出した。俺もやらないと」という気持ちになります。
雪は重たく、雪かきは大変な労働なので、誰かがやっているなら自分もやらねば。という雪かきの音には一種の強迫観念が働くのです。

みっともないから

これは草刈りとも共通するのですが、雪の降る機会が少なく、降った際はほとんどの人が雪かきをする地域では、雪かきしていないのが目立ちます。
これを「みっともない」と感じるので雪かきを頑張るのでしょう。

雪かきにマナーってあるの?

人んちの玄関の前に雪山作るのはやめよう。
私が思っているマナーはこれくらいです。

「俺っちの家の前に雪おいてくやつがいる」って苦情言っている人もいます。
こんな声が大きく聞こえるので、人んちの所はやらない方が良いって考えがちですが、そんなことはありません。
雪かきは重労働なので、やってもらえばもらっただけありがたいものです。

と思われているだろうと信じて私は人んちの前でも好き勝手にどけていたりします。

どこまで、いつまでやるの?

雪かきは草刈りと同じで終わりがありません。
雪が残っている場所は無限に存在し、やろうと思えばどこまでも突き進むことが出来ます。

なので、自分の気が済むまで、やるのが良いと思っています。
気が済んだらそこで試合終了です。

という感じで雪かきについて書きました。
佐久地域はあまり雪が降りませんが、豪雪地帯はまた様相が異なるでしょう。

今シーズン、もう雪はいいです。