急に寒くなりました

地域が知っている寒さ前兆や寒さ台詞

「浅間山に3回積雪する前にスタッドレスに交換しなければならない」

浅間山が見える地域でよく言われる言葉です。
スタッドレスタイヤが初めて販売されたのが1982年なので、タイヤ交換の文化が普及したここ30年ですごく一般化しています。すごい。
この辺りの自動車学校では教えているのかと思ったほど。
でもどうやら「浅間山に3回積雪すると里にも雪が降る」という言い伝えの現代語訳だったようです。

 

「今日はしみるね〜」

“しみる”と言うのは寒いという方言です。
煮物などの味がじわじわ染みていくという意味で”しみる”は使われますが、表現したいイメージは同じで味の代わり寒さが身体にじわじわ入ってくる。
それは服と服の隙間から、呼吸する口や鼻や肺から、耳から頭から、寒さがしみてくる感覚。非常に言い得て妙だと思います。

こう言った、寒さ前兆や寒さ語録が出てくる時期だったり回数がそのまま、今年の冬は寒いorすごい寒いという体感になっているのだと思います。
そしてすごい事に数値を用いた比較とそれほど乖離がない(多分)と思います。

 

今年もやっぱりやって来る冬

今年は「平年並みに寒い」と言われています。

これまで移住希望者と話す時は「寒いぞ〜逃げ出したくなるくらい寒いぞ〜」と脅しまくっていたのですが、去年と一昨年は本当に暖冬でして「意外と大丈夫でした〜」と涼しい顔ならぬ温かい顔をされていました。
今年こそはお見舞いできるのではないでしょうか。

気象庁が冬の終わり(3月とか)に発表している「今年の冬は〜」によるとここ5年はこんな感じになります。


2019年冬 観測史上最高に暖冬
2018年冬 記録的な暖冬
2017年冬 寒冬
2016年冬 暖冬
2015年冬 暖冬


と暖冬がここ5年では勢力が強いですが、その前は寒冬もありました。

では気象庁が言うところの「平年並の寒さ」とはいったいいつを指しているのでしょうか。
察するに「昨年の観測史上最高の暖冬はさすがに続かないから、各地域にあった防寒対策を油断せずにやりましょう」というメッセージなのかと思います。

 

寒い寒い脅し

寒い寒い脅しと書きましたが、この地域に長く住む人でも寒さを克服するために工夫を沢山しているのですが、最終的には「逃げ出したいけど耐えている」という記憶が無意識化に(強烈に)あるからなのでしょうか。

佐久穂の冬対策を万全にしている人であっても耐える部分は多分にあったとしたら、脅しからいよいよ驚異になってきます。
佐久穂の冬初対面はじめましての人達は対策を多く知るのと、本当に辛くなったら過ごしやすい場所に一時退却したら良いと思います。
寒さで心がポッキリ折れるくらいなら良いのです。
バッキバキのメッタメタに心が折られる(しかも毎年漏れなくやってくる)前に、寒さをうまくコントロールしたいものです。

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