佐久穂町の伝説

伝説のポケモン、ゼルダの伝説、ドラゴンクエストⅢそして伝説へ
中二病を刺激しまくる「伝説」ですが、形式上は"事実"として伝えられ・語り継がれてきた物語のことを言うらしいです。(日本の伝説と世界の伝説はニュアンスが異なるとのこと)
佐久穂町にも伝説があるとのことですが、どこかで伝え聞いた話であって、事実なのかは分かりません。

読んでみると少し面白かったです。昔から恋愛漫画的な話が好まれていたんですね。

 

白駒の池の悲恋伝説

昔、諏訪と佐久の峠茶屋に金持ち(長者)が住んでいた。この金持ちの娘と金持ちの従業員(雇われて耕作をする人)が恋に落ちた。
それを知った金持ちが大変怒って従業員を八ヶ岳に追放した。

悲しんだ娘は、恋人を探しに八ヶ岳へ探しに行ったが深い霧に包まれて道に迷ってしまった。
そこへ1頭の白駒が現れ、後を追っていくと池のほとりに着いた。
白馬は『あなたが探している人はこの池の中にいる。逢いたければ、私の背中に乗りなさい』と言った。
喜んだ娘が白馬に乗ると白馬は静かに池の中に消えていった。白馬も娘もそれっきり姿を現わさなかった。

その後、水面は清く澄み渡り神秘的な池となり、だれの姿も美しく映すので「結ばれぬ恋も結ぶ池」と言われるようになったそうである。

この伝説以外にも白駒の池には【宇宙人の足跡伝説】【龍の怒りの伝説】【老人と娘の白駒伝説】があるらしい。宇宙人とは興味深い。

 

双子池の悲恋伝説

金持ち(豪農)の息子・与七郎は、父が雇っている従業員(雇われて耕作をする人)の娘・お染と恋に落ちた。
与七郎の両親は2人の結婚は「身分違いだ」と怒り、従業員を娘ごと家から追い出し、隣の村の名主(なぬし※)の娘との婚約話をすすめた。

悲しんだ与七郎は、おりからの大干ばつで雨乞いの人身御供(ひとみごくう※)の身代わりとなり、双子池の片方の雄池に身を投じてしまった。
それを伝え聞いたお染も落胆のあまり、与七郎のあとを追って池に飛び込んでしまった。
しかし、
悲しいかな入水したのは隣の雌池の方だった。
それ以来、年一度、5・6月頃になるとふたつの池は増水してつながるという。

※名主・・・江戸時代の村役人、村方三役(名主・組頭・百姓代)が、村落内の行政を行っていた。その代表を、東国では名主、西国では庄屋と呼んでいた。
面白い以下のサイトを参照しました。
https://www.jinriki.info/kaidolist/yogo/nanushi.html

※人身御供・・・人間を神への生贄にすること。ジョジョの1巻序盤、太陽の国アステカの紹介で生贄として刺されていた女性的存在。URYYYYYY‼

双子池には他にも伝説ありました。

茂来山の縁結び伝説

もとは『貰井山』と書いた。
昔、八ヶ岳の名前をつけるには峰の名前が七つしかなかったので、東方になる貰井山をもらって八つとして八ヶ岳とした。
そこで貰井山→茂来山と呼ばれるようになった。
今では、お嫁さん(お婿さん)をもらいたい、縁結びの山として言い伝えられている。

 

乙女の滝の縁結び伝説

猟をする若者と、この滝で髪を洗う乙女が出会い、やがて結ばれて仲良く暮らしたという伝説から、乙女の滝と名づけられた。

 

臼石の雨乞い伝説

願い事を叶えてくれる石として親しまれている。

終盤雑になってる感が否めませんが、近くにあるもんですね。伝説。
なんとなく、伝説は昔感があって、昔ってのはチョンマゲ時代でありそうです。
時代錯誤が沢山ありますが、昔の情報をそのまま残すのか、時代に合わせて変化するのか、話す人次第です。