古瓦を砕石にリサイクルする

古い家に放置されて分別に困るもの。

分別マスターの私であれば、だいたいの物は処分できますが、中には処分が難しい物もあります。
屋外に置かれていて処分が難しい物は、「木の板」「古瓦」「農具」になります。
理由は重くて大きいから。
軽トラ持っていないと粗大ゴミの日に運ぶこともできません。

木の板は切って捨てれば済むのですが、なかなかの厚みで”何か”に使えるようにとってあるんだよ~って先祖の想いが詰まっている気がしたので、
デッキの床板に使いました。(厚みも幅も不揃いでボコボコになったけど)

古瓦も最初は瓦割りあちょっーて正拳突きしては拳と手首を痛めていたのですが、
ある時、そこら辺に放置していた瓦がボロボロに風化していくのを見て
「瓦ってもともと土なんだなぁ。そのうち自然に還るモノでなんだなぁ。これならそこら辺に砕いて撒いても大丈夫じゃん!」
と思うようになりました。

今回は処分が難しい「古瓦」を砕石として庭に撒いてみましたって話です。

庭の隅っこに重ねられている古瓦

長い間風雨にさらされてきた庭の隅っこにある古瓦。
風化してボロボロかと思いきや、なんなくその原型をとどめています。
一方で、無双正拳突きで割れた瓦は、割れた面から浸食が進み、1年で結構風化が進みました。(割ると風化が進みやすい、これ重要)

家にあるのは(多分)古い和瓦ってやつで、表面も中身も炭のように黒くなっています。

隅っこ暮らしの古瓦

石で割る単純なお仕事

これを大きめの石で2センチ角くらいに割っていきます。
子どもでも難なく割れるので、1枚あたり10分くらいで砕石にできます。
親が庭仕事をやっている間、子供の遊び道具にも使えます。(まぁ、すぐ飽きるけど)

割った瓦を砕石が足りない部分に撒いて終了です。

灰色なのが瓦

尖らなくて案外良い

手元にあった瓦が古い和瓦だったのが良かったのか、割ってもそれほど尖りません。
割った面は風化が進むので、尖っている部分もそのうち削れていくのではないかと思っています。

試しに、こちらも手元に大量にあった素焼きの植木鉢を割ってみました。
しかし、植木鉢は強度があるせいか結構尖ってしまいます。
夏には庭でプール作って遊ぶので、尖った鉢はちょっと危険と断念しました。
まぁ、鉢はその気になれば捨てられるし。ちょっと量が多いだけで。

既にあった瓦チップ

順序が逆になってしまいましたが、やった後に「瓦 再利用」などで検索したら色々ヒットしました。
既に瓦チップとして商品になっていたのですね。

https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E7%93%A6%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%97/

私がやったのよりも細かくて粒度も揃っているので、これならバッチリ使えそうだし、何よりオシャレです。

ただ、商品の瓦チップは茶色いやつで、昔のよりも強度の強いもののようです。
私の方はそれよりも年代の古くて強度の弱いものだから、手でやっても使えそうな感じに砕けて尖らなかったのかなと思います。
家の周りに新しそうな瓦も転がっていたので、機会があればそっちも手動で砕石にしてみようと思います。

草との戦い方次第では古瓦を砕石として処理できそう

瓦に限らず、庭に砕石をすると石の間から出てきた草を取りずらい、というデメリットがあります。
私は除草剤を撒いてしまうので、そこら辺は大丈夫ですが、手で取る人には大変かもしれません。

でもまぁ、こんな原始的な方法で庭の一角のに鎮座している古瓦を再活用できるのであれば、
古瓦を残してくれた先祖たちも許してくれるのではないでしょうか。
量がちょっと多いだけで、、、70枚くらいはあるか。
少しずつカンカン進めましょう。

あ、ちなみに農具は粗大ゴミでも捨てられない(私の地区では農具は一般ゴミにならない)のでマジで困ってます。

あなたも素晴らしい分別ライフを