賞味期限が過ぎがちなビンの調味料トップ3 と対処方法 

気づいたら夏が終わっておりました。
家にいる時間が長い昨今、冷蔵庫を開けると夏の忘れ物食材が奥の方で出番をジッと待っていたりします。

冷蔵庫の中は長く保存できるように作られている手前、奥の方で忘れられている食材の発見が遅れる傾向にあります。
私は彼らの眼差しを感じつつ(ただ冷蔵庫は上様の聖域になるので)ささやかな抵抗として、彼らを少し手前に置きます。

今回は、冷蔵庫の中に残りやすいゴミのお話です。

 

具体的にはビンの調味料が難敵

ゴミ分別マスターの私にとって、食材を捨てなくてはならない時は心を痛めます。
食材の落ち着く所は口であって、ゴミ箱ではないのです。

食材を無駄にしない(=悲しい分別をしない)ために賞味期限に気を使いだして長くなりますが、気付いた事があります。

注意すべきは賞味期限の短い食材ではなく、
賞味期限が長く×使用頻度が低い×最終的に燃えるゴミで捨てられない="ビンの調味料"は最大限の配慮が必要です。

 

調味料の形態

プラスチックケースおよびプラスチックチューブであれば、捨てる時に中身がわずかにあろうがなかろうが燃えるゴミになります。

困るのは、ビンです。ビン。
ビンを燃えるゴミの袋に入れてたら、私はさすがに引きます。(なんて分別の無い人だ!と)

今回は私が「使い切るのが難しい 後々分別に困る ビンの調味料」トップ3をお伝えします。

コロナで家にいる時間が増えた今、少し手の込んだ料理をやってみよう!と新しい調味料を購入した人も多いのでは。
そしてそのウキウキ気分で購入した調味料は、一度の料理ではとうてい使い切れない量の、一度しまったら容易に使う事は無い、しかもビンの、調味料ではないでしょうか。
お心当たりがありますか?
それでは行ってみましょう。

使い切れない調味料 第3位は・・・

ガラムマサラ

ガラムマサラ(後述ガラム)という原料があるかと思いきや、ミックススパイスなんですね。
カレーによく入れるあの粉です。

私の家のカレーは甘いので、カレーコーナーの隣に置かれていたガラムを手に取った所から罪は始まります。
ガラムは辛くて食べられない事はありません。
カレーに入れると何とも言えないオリエントな味わいが深まります。

身の回りで一般的に普及し始めたガラム。
しかし、ガラムは賞味期限が過ぎてしまうことが多いのではないでしょうか。(家にガラムがあったら賞味期限を見てみよう!)

国民食と言えるカレー、頻度の多い料理に使われるにも関わらず、一度の使用量が少ないことがその原因と言えます。

ガラムは基本が粉なので、沢山かけると粉っぽさが増して食べずらくなります。
私は信玄餅がその粉っぽさから苦手なのですが、ガラムが多いカレーはそこに通じる所があります。

では私はガラムをどう使っているか。

それは使用量を増やしているのです。

後で分別に苦労する事を考えれば、粉っぽさが増す事などお構いなしです、
美味しい食べ方とかそういうんじゃないんです。
捨てるのに後で困るくらいなら、粉っぽいカレーを食べるのもやぶさかではないという覚悟と勇気。(そこにしびれて憧れて欲しい)

ガラムはむせ物だと思って盛大に粉っぽくして、盛大にむせましょう。

 

よし次!
使い切れない調味料 第2位は・・・

スウィートチリソース

スウィートチリソース(後述スウィチー)は生春巻きの時にだけ使用されるあの甘辛いソースです。
私はスウィチーを溺愛している(月1本くらい食べる)ので使い切るのは普通の事なのですが、他の人にとってはなかなか使い切れない調味料のようです。

「そもそも生春巻きを作るケースが少ない」
私もこの意見に同意です。生春巻きは年に1回出てくれば多い方です。
要は、使用頻度がすごく低いのです。

では私はどのようにスウィチーを使っているか。

それは使用頻度を増やしているのです。

私はこれまで、焼きそば(私が作れる数少ない料理)や唐揚げなどにスウィチーを使っていましたが、最近はほぼ全ての料理にかけられる事を発見しました。
感覚的には「しょう油をかける」の代替行動としてスウィチーをかけています。
まず納豆、玉子かけご飯、たぶんオモチとかお寿司でも美味しいと思います。

「スウィチーをそんなに食べたら塩分や糖分が身体に悪そう」(そもそも私は身体に良いから食べているわけではないのですが)
と言われた事もあるのでしょう油と比べてみました。

糖分はしょう油の1.5倍に対して、塩分は1/4でした。
だから何だってのはよく分かりません。
要はスウィチーはしょう油をかける代替として使えば、使い切ることができます。
スウィチーは苦味以外の五味を網羅したパーフェクト調味料だと思う!はまた別の機会に。

 

はいラスト!

使い切れない調味料 第1位は・・・

ラー油

餃子以外にほとんど使う機会のないラー油です。

これが賞味期限過ぎる大きな原因は、もともとの賞味期限の長さにあります。
私が前回購入したラー油の賞味期限は2年とぶっちぎりでした。
賞味期限がぶっちぎりに長い事に油断して、積極的に使用しなくなってしまうのです。

また、賞味期限が過ぎたとしても"見た目の変化が少ない"ことも油断させる材料になります。

ラー油は単品だと非常に辛いので、賞味期限ギリギリで大量に消費(飲む)することも難しい。
にも関わらず、餃子食べる時はラー油は絶対必要で、ほとんどの家にラー油ストックがある。(しかも安い!)
使い切れない調味料のキングオブキングです。

では私はどのようにラー油を使っているか。

それは使用頻度と使用量を無理やり増やしているのです。

このラー油を使い切る手段は、餃子以外の食べ物に頑張って使うくらいしかありません。
それぐらい手強い相手になります。

私が良く使うのは冷やし中華と素麵です。
特に素麵は、ラー油、スウィチーを合わせて入れたりするのでガッツリ辛くなります。
でもこれで罪が洗い流されるのであれば、安いものです。

私は家のラー油は賞味期限に合わせて使い切れるように、いつも気を使っています。
ラー油の減りを見て、賞味期限を逆算し、このペースなら行けるって計算してニマニマしているのです。

ラー油のビンに残量の印がついていれば計算が楽なのになと思います。

 

番外編(こいつぁ無理だぁ。)

海外旅行でつい買っちゃう、○○のオイル付けとかオサレなビンに入っているお土産

これはもうオブジェ(スノードームの亜種)として諦めています。
私は基本的に料理をしない(焼きそばしか作らない。)のもありますが、使い方が分からない食べ物は手の出しようがありません。
料理を作ってくださる上様の目に止まる場所にそっと置いたりするのですが、人の目は見たい物しか見ないので効果がありません。

そんなこんなで、私の家にも海外旅行で購入したトリュフのオイル付けが、目に入る所にあったにも関わらずで4年くらい放置されていました。(目に入る所に置いたのはもちろん私)
そのトリュフを処分するとき、これはとても悲しい瞬間でした。
悪くなっているかも匂いでは判断付きません(そもそものどんな匂いだったのか分からないから)
こうして私は食材を無駄にしたくない決意を新たにするのでありました。

 

あなたも素敵な分別ライフを。

賞味期限が過ぎがちなビンの調味料トップ3 と対処方法 ” に対して1件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。