佐久旅ハレタの使い方をよく読んでみた

観光大国の長野県にあって、軽井沢の少し先って事でもっとポテンシャルあるはずなのにいまいち観光に力があると実感できない佐久地域。
そんな佐久地域の佐久市で遂に、独自の宿泊割引(実際はポイント付与)が開始されます。
その名も

佐久旅ハレタ
https://shop.cheerup-saku.jp

長野県内では初めて見る、アプリをDLしてポイントを付与するシステムになります。
嬉しくなってとりあえずアプリダウンロードしてみました。

今回は、10月からポイント付与される佐久旅ハレタに期待できるって話です。

佐久旅ハレタの概要

該当の宿泊施設に宿泊すれば、
チェックイン時に佐久旅ハレタのアプリにポイントが付与されて、
チェックアウト時の清算や、飲食店などでポイント利用できる。

ってのが概要です。

ポイントとは:宿泊ポイントが一律2000ポイント、物販飲食ポイントは3000ポイント(金額の50%まで)の合計5000ポイント
対象は:全国誰でも利用可能
利用期間は:取得してから翌日の24時まで

と言うのが概要となって、合計5000ポイント(円分)ってのはすごく期待できます。
信州割スペシャルと紙のクーポン券に長らく慣れてきた私ですが、何が変わるのか、利用規約を見て行きましょう。

利用規約
https://shop.cheerup-saku.jp/freepage/17/

アプリのDLが必須

まずアプリのDLが必須になり、DLしたらユーザID登録が必要になります。
このユーザIDは以前実施されていた「さく割電子クーポン」のIDパスワードと同じで大丈夫です。

「さく割電子クーポン」の詳細ページは無くなってしまいました。
使い方がなかなか独特だけどすごく太っ腹で、私は結構好きだったんですけどね。

現地決済が必須

利用条件を見る限り、現地決済でないとポイントの付与をしてくれないようです。
宿泊ポイントをチェックイン時に付与して、チェックアウト時に利用する事が利用方法ですからね。
楽天カードのポイントに目をくらませること無く、現地決済を選択しましょう。

この辺りは、信州割スペシャルや他の地域割でも同じだったりします。

QRコードを読み込んで使用する

ポイントを使用するとき(付与する時も)はお店に設置されているQRコードを読み取って使用します。

実際に飲食店で利用する時は想像するに、
QRコードで画面を読み込んでお店の会計金額を入力すると、自動で使えるポイントを返してくれる。
お店側にポイントを差し引かれた画面を表示して、その金額を払う。
みたいな流れでしょうか。

お店側は使われたポイント額が自動でストックされていくので、特にアクションすることなく後日ポイント分のお金が支払われるみたいな感じでしょう。
お店側の労力が少なくて済むので良いですよね、デジタルは。

1泊あたりに5000ポイント付与される

信州割スペシャルや他の多くの地域割と異なり、
佐久旅ハレタは1泊(1会計?)あたりに5000ポイントが付与され、1人あたりの付与ではありません。
1人1部屋で複数人グループが宿泊する時などは、会計を別々にするといった対処が宿で必要になるでしょう。

金額に関係なくポイントは付与されるので、単身で安い宿泊場所がお得感的には一番大きいでしょう。
5,000円の宿に泊まれば、ポイントで行って来いになりえます。

使える期間がポイント付与日の翌日24時まで

ポイントが使えるのはポイント付与日(チェックイン日)と、その翌日の24時までとなります。
期間が過ぎれば自動消去されます。
ここが中々難しいところでです。

宿泊ポイントについて

まぁ、こんな事が起こったら問題だと思いますが、
例えば2泊する人がいたとして、宿泊ポイント(2000)ポイントをチェックイン日に付与して、翌々日のチェックアウト時に消えてて使えない~
なんてことは多分ないと思うんです。
宿泊ポイントは翌日24時になっても多分消えないんじゃないかな~と思っています。(試さないけど)

物販飲食ポイントについて

物販飲食ポイントは問答無用で消される可能性があります。(連泊かなんて飲食店側は分からないですからね)

1泊の人は泊まった日と翌日で使わなきゃで分かりやすいですが、連泊する人はポイント付与した日と次の日が期間になります。
信州割スペシャルクーポン券は連泊の場合は宿泊している期間+帰る日になります。(2泊なら3日間使える)
ポイント付与したら翌日には使わないといけないので、連泊の場合は注意が必要です。

ポイント付与のQRコードを読み込むタイミングをずらすといった技が出てくるかもしれませんね。

利用できる店が多い

9/7現在で利用できる店が215件あります。
これは信州割スペシャルの利用対象よりもすごく広いです。
「さく割電子クーポン」で利用できた店がそのままスライドしているのかなと思います。

中には車屋さんや住宅販売なども入っているので、ポイントを使って車や家を買うのも良いですね。

信州割スペシャルの併用はどうなるか

9/7現在では、信州割スペシャルは9/30宿泊までで終了になるので、佐久旅ハレタとの併用は出来ません。
でもまぁ、無類の延長好きな信州割スペシャルですからね、また延長なんてのもあるんじゃないでしょうか。
運が良く(悪く?)Gotoトラベルの復活と全く一緒のタイミングになるかも知れません。(Gotoの決済も入って頭ゴチャゴチャになりそう)

併用可能となったらホテル側の料金計算が難しくなりそうです。
(金額によらず一律2000ポイント付与なので、他クーポンと併用して最終的な金額に宿泊ポイント適用って感じになると思う。
宿泊費が2,000円より安くなっちゃったらどうなるんだろ。)

現状で気になっちゃった所

色々書いてきましたが、ちょっと仕様的に気になっちゃったのは以下です。多分大丈夫だと思いますが。

・2泊以上の宿泊の場合、チェックアウト日に宿泊ポイント無くなってないよね?
・連続で別場所に宿泊した場合、物販飲食ポイントは1回で6000ポイントまで使えるんだよね?
・連泊の場合は一度チェックアウトして再チェックインすればポイント付与できる?(せこいけど1泊5000円のためならやりそう)

とまぁ、こんな感じです。
単身で安いホテルに泊まると良い感じなので、10月になったらどこか泊まって使ってみようと思います。

他の自治体と違い、佐久市はデジタルで実現していてすごいと思います。
システムを作成する人はもちろん、役場で決済得た人、お店の人に了承を貰った人はもっとすごいと思います。
ITリテラシーが低い人には抵抗感が半端ないですからね、そこを納得させたのはすごいと思います。
お疲れ様です!

最後に:複製サイトの危険性

宿泊は大丈夫かも知れません(身元が割れているので)が、物販飲食ポイントは最大6000ポイントと結構な額が使えるとなり、悪意のある複製サイトを作られるかも知れません。
数値(金額)を入力して、ボタンを押せば数値の50%を返す同じようなデザインの画面はすぐに作成できると思います。
各店舗ごとに金額+パスワードを入力する、ポイント利用がされた事をメール等で即座に知らせる、あるいはポイント利用をすぐに見えるようにする。
等の対策がされているでしょう。

そういった安全性も考えられたシステムを、ITリテラシーが低い人に理解させてやってもらうのが一番大変です。
いや、マジでお疲れ様です。期待しています。

佐久旅ハレタの使い方をよく読んでみた” に対して1件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。