ここ1年くらいで生活を変えたもの

黄砂と共に春の訪れがぐわっと迫りました。
油断して年度をまたいでしまったのですが、ここ1年くらいで私の生活を変えたものを記載します。
ライフスタイル研究所なので、一応。

 

スマートウォッチ

5,000円で友人から購入しました。
打合せの存在自体を忘れるという社会人にあるまじき行為を2回繰り返し、ちゃんと怒られて、具体的な対策として導入しました。
(これでダメだったら、体内に振動チップを埋め込んで通知を知らせる孫悟空モデルが検討されていました)

これまで紙の手帳を使っていましたが、書いても見ないという事が判明。
予定は全てクラウドに入れて30分前にスマホにプッシュ通知が届くようにしました。
更に、スマホがスマートウォッチ(以下時計)と連携してプッシュ通知を震えて知らせてくれます。
これにより打合せの存在を忘れることは無くなりました。(遅刻することはある)

また、スケジュール以外のメッセンジャー機能も時計に連携して最初の数文字を表示してくれます。
これまではスマホを開いて内容を確認していましたが、最初の数文字を時計で確認できるため、すぐに返信しないといけないかの判断がノーハンドで出来ます。
佐久穂は車社会で(あとは家事とか)スマホを見ると危ない(手が塞がっている)時があるので、時計で判断することが今では必須です。

あと、もちろん着信も時計に連動してくれるのですが、時計に電話出ないボタン(もちろん出るボタンもあるけど)を押せるのは地味に便利です。
関係ない人から結構電話がかかってくるのであまり電話に出たくないのですが、スマホ画面の電話出ないボタンはどこか相手に悪い気がするのです。
残り数センチ指を動かすだけで電話に出れるのにそれをしないお前はどんだけずく無しなんだ?と。
でも時計なら大丈夫。スマホを手に取る元気がありません、必要であれば留守電いれるでしょ、コールバックしますよ、それじゃプチ。ってできます。
なので基本的には知らない番号の電話出ません。
スマホを見れない時(会議中とか)にブーブー震え続けなくて済むし。

リンゴ時計とか必要?って思っていましたが、ハンドフリーになる時計は私の生活を変えました。(私のはリンゴ時計ではないが十分)
スマホってアプリの操作時間、ロックの解除時間、ポケットからの取り出し時間、とかなり私を拘束していたのですね。
手放すほどではありませんが。

 

paypay

QRコード決済は色々ありますが、私はpaypayを使っています。
これにより、少なくともコンビニには財布を持って行かなくなりました。
(よくいく近所のスーパーTSURUYAさんはQRコード決済は導入していません。理由はお客様に平等に決済してもらうため。は?)

なので、今はあまり現金を持っていません。
現金を持たないとQRコードやカード支払いになるのですが、手持ちの現金の量を気にする生活、銀行からお金をおろさなくて良い生活は、すごく快適であります。
小銭がジャラジャラ重たいので、お釣りを寄付するようになりました。

友人間のお金のやりとり(割り勘とか)がどんどんQRコードになってくれることを願います。
端数が出ても大丈夫だし「崩してくる」とか面倒なことを考えなくて済みます。

田舎では区費や募金の集金(私のところは水道代も)といった近所の代表がお金を集めるという行為があります。
中には使途不明と感じる集金もありますが、現金を払うことは対面が不可欠だと痛感します。
と言うのも、私はあまり家にいないので対面する機会を"作る"必要があるのです。
家にいつも誰かいる時代なら良いものの、私のライフスタイルでは対面の機会を作るのはいちいち面倒に感じます。

蛇足ですが、田舎には「お返し文化」が鮮明に残っています。
物々交換で経済を回すのは悪くありませんが、お返しに困る(野菜とか作ってないと特に)事態になる人も多いようです。。
(私は見返りを求めない好意を望むので、お返ししない)
「現金渡すのもあれ」という道徳(美徳?)があるので頭を絞って無難な菓子折りを結局渡しているのかな?分かりませんが。
であれば、paypayで数値換算された気持ちを払っても良いと思うんですがね。
相手の事を考えてお返しを考える事が思いやりって発想もありますが。

現金のやりとりにはこれほどまでに身体接触(2人以上の時間と空間の同時性)が必要だと感じたことはありません。
それは、paypayの出現により身体接触から解放された支払い生活になったからです。
これからは多分、料金支払い・請求のほとんどをpaypayにしていくと思います。

 

kindle

気になった本をすぐに買ってすぐに読めるのはkindleの一番良い所です。
また、スマホで読めるので5分くらいの空いた時間で気軽に読書をすることが出来ます。
これは田舎よりも通勤時間の長い都市圏の方で享受している人が多いのかもしれません。
ちゃんと読むときはipadを使いますが、スマホと同期しているので、途中から読み出すことができます。

地味に良いのが、注釈に飛べて帰ってこれる機能です。
注釈を読んだ後に、本文どこまで読んだっけ状態によくなる私にはありがたい機能です。
大事なところをマーカーして後で読み返すって事もできるのですが、まだそこまで使いこなしていません。

少し脱線しますが、「紙で読まないと記憶に残らない」って思う人も多いかも知れません。
色々データが出てきていますが、私も紙で読んだ方が記憶に残ると思います。
ただ、1回読んだくらいでは紙もデータも記憶に残る量はそれほど変わらず、比較すると大きな差になっているに過ぎないとも思います。
(多分、紙10%、データ5%で倍の差が!みたいなことでしょう)
本を読んだ後に、読んだ本を本棚に並べて背表紙を見返しているから、シナプスが強くなるだけなんだと思います。
これは私がかつて、古本屋で本を購入して、読んだら捨てるって読み方をしていた時期の体験からの推測です。(なんの本を捨てたかまるで覚えていない)

kindleの出現で変わったことは本を置かなくなった(買わなくなった)ことです。
これにより背表紙を日常的な隙間で眺める機会はほとんど無くなりました。
ただ、kindleで読んだ本、記載したマーカーがアマゾンに蓄積されて、サイトを循環する際(日常的な隙間)にプッシュしてくれれば、シナプスも強くなるんじゃないかと。
勝手にアマゾンに大きな期待をしております。

 

無料で始められる

スマートウォッチ以外は無料で始められるものでした。
世の中にはこの他にも生活を変えるものに溢れています。
どれに自分が適応するのか分かりませんが、上記3つは私のライフスタイルを大きく変えました。

実はもう1つ、スマートチャイムというWi-Fiに接続されたチャイムを導入しています。
チャイムが押されるとインターネット経由でスマホに通知が届き、スマホから玄関前の相手とコミュニケーションを取れるものです。
家を不在にすることが多い、割に荷物とかが良く届く人には良いと思います。
paypayも書きましたが、佐久穂では区費や募金の回収(私のところは水道料金も)に近所の方が家に来ることがあるので履歴残しにも良いです。
、、、が!
ほとんどの方がチャイムを押して13秒くらいしか待っておらず、その間に時計の通知に気付いてスマホを取り出してアプリを起動してこちらの声を届ける(しかもタイムラグ有)のは中々難しく、
時間内に応対できたのは2回くらい(しかも家にいた)だったりします。
なので生活を変えたとはまだ言えません。
スマートウォッチがもう少し高級になれば、時計から通話応対できるようになると思いますので、そちらに期待です。

必要は発明の母と良く言いますが、新しいガジェットで生活が変わったのは発明は必要の母と言えると思います。
新しいガジェットを使ったら快適で、気付いたら生活が変わっていたという事です。
こちらの生活に慣れてしまうと、以前の生活にはもう戻れません。そして以前の生活に理解もできません。

これが悪い変化であれば、また生活を変えていきましょう。