セルフビルドウッドデッキの記録-材料購入、土作業-
この夏も、どこも行けなそう。ウッドデッキ作ろう。
と思い立ち、家でバーベキューやプール遊びが出来るようにウッドデッキ作った2021年夏でした。
父親の力も借りつつ週末を使って2週間くらいで作成しました。
何となく計画作って、材料はホームセンターで購入して、掘って切って打って塗装をする。
耐久性は自信ありませんが、3年くらい夏を楽しむために作ったウッドデッキをアーカイブします。
私の建築は素人なので、長持ちしなかったり壊れたりするかも知れません。
でもまぁ、結構聞かれるので書いておこうと思います。
なんとなく計画を引く
今回やりたかったのは
「家の窓を開けて外に出られるデッキ」になります。
写真を撮ってipad使ってすごく適当に計画を作ります。
線を引いてみると、どこの長さを測らないといけないかが分かります。
当初の計画はこちら
なにこれ?自分で見る物ですからね、自分が分かればいいんです。(今見ると全然分からないけど)
デッキの大きさは180センチ×270センチにしました。
土台は12個、90センチ間隔で大引き(太い角材は値段が高いから2×4を重ねればいいや)を通して、30センチ間隔で45角材を流して、床板は1×4でいいや、塗装は後で考えよう。
って感じです。
材料を見ながらどう作るか決める
大雑把に計画ができたら、材料を揃えに向かいます。
実はここで、どんな材料があるか分からないと、大雑把でも計画が作れなくなります。
例えば今回のデッキは、「鋼製束」という高さの調整できる物を使います。
https://www.monotaro.com/k/store/%E9%8A%85%E8%A3%BD%E6%9D%9F/
なので、土台部分はなから水平になっていれば良くて、水平は鋼製束に木を流した時点で調整する方法をとります。
“なから”とは佐久地域の方言で、「だいたい」って意味です。
鋼製束の存在を知らなければ、それぞれの土台の水平を厳密に取ったり、土台から立ち上げる角材を用意しなければなりません。
何を作りたいかを決めてから、道具を見て、どう作るかを考えていきます。
日曜大工経験が浅い時は、必要な道具を揃える段階で時間を要し、あ~でもないこ~でもないとホームセンターと現場を行き来します。
ですがある意味、この道具を揃える時間が一番幸せな時間と言えなくも無いです。(やりだすとしんどい。引き返せないし)
そういうものなのでここは時間をかけましょう。
材料を無駄にしない事を考える
計画を作っている所で結構大事なのが「材料を無駄なく使う」ということです。
ホームセンターに打っている規格品の木材は長さ180センチくらいが多いです。
なので、180センチや270センチといった幅にすると、材料を余らせなくてよいです。
例えば、今回のデッキの横幅は270センチになります。
床板は180センチなので、1枚と半分(180センチ+90センチ=270センチ)で足ります。
3枚(180センチ×3枚=540センチ)で2列(270センチ×2列=540センチ)できる計算です。
これが280センチになると、1枚と100センチになり80センチ分が余ります。
2列(270センチ×2列=540センチ)を作るのに4枚の板が必要((180センチ+100センチ)×2 80センチの板が2枚余る)になります。
余計な材料を出さない事は結構大事なのです。
材料を買う
さて、どう作るかが決まったら、ようやく材料の調達に向かいます。
私は例によって「一番安くて、一番簡単な方法にしたい」って信念で作ります。
購入した材料はこちら。
・鋼製束を12個
・コンクリと金属を止めてくれる強力なボンド(名前忘れた)
・180センチの2×4を9本(軽トラが無いので180センチ以上の物は買えない)
・180センチの1×4を30枚くらい
・45ミリの角材を10本
家にあった材料はこちら
・コンクリートブロック
・水平器
・工具(切ったり打ったりするもの)
・90mmビス(土台類を止めるのに使う)
・45mmスリムビス(1×4の床板を止めるのに使う)
・何かで余った塗料
・刷毛類
・根太ボンド
地面を平らにする
土台の前にまずは地面をなから平らにしていきます。
地面って歩いている分には平らだと思っても、まぁまぁ傾いているものです。
デッキを作ると地面は全然触れないので地面の作業が最初です。
杭が出ていますが、これは土台を作る場所の目安です。
右のコンクリート壁に黒い線が引かれているのが見えるでしょうか。これは基準です。
この線のところに床板の上の面があえばいいな、と思って引いた線です。一応水平とっています。
地面を平らにする作業、最初にして一番面倒で辛いです。
なぜなら、土は重いから。
土の作業は大変です。
周囲よりも盛り上がっている所を掘って、盛り下がっている所にかける。
この作業をずっと繰り返します。
雨降ってくると面倒(土が重くなる)なので天気とも相談します。
地面に穴を掘る
土台を埋めるために地面に穴を掘ります。
この作業、2番目にする作業にして2番目に辛いです。
なぜなら土は重いから。
掘ると石も出てきたりするし、土作業はやっぱり大変だってすごく思います。
今回はコンクリートブロックを土台に使う予定にしました。
コンクリートブロックが地面から1センチくらい頭を出すくらいにします。
となると、(コンクリートブロック分の厚さ+10センチ弱)くらいを掘ります。
コンクリートブロックの厚さより10センチ深く掘るのは、そこに砕石を入れるからです。(砕石っても庭に転がっている石を拾って入れるだけ)
石を入れる効果は土台が沈めないためにやるんですが、やっているやっていないで比べたことが無いので効果はよく分かっていません。
更にちゃんとしたければ砕石+コンクリートを流しておきましょう。
ちなみに、この土台で水平があっているとその後の作業が楽になります(逆にあっていないとあり得ないほど面倒)。
ですが、今回は鋼製束で水平を取るので、土台はなからあってればいいです。
水平は大変です。
垂直も大変です。
鋼製束をコンクリートブロックの上に立てる
コンクリートブロックの上に鋼製束を立てて行きます。
この時、なんとなく平らになっている角材や2バイをあてながら調整します。
壁に引いた基準線を目安に水平器使って平らにしていきます。
コンクリートブロックと鋼製束はコンクリートボンドという接着剤で止めているだけです。
コンクリート釘で打ちつけるのもアリだと思いますが、コンクリートブロックが割れちゃいそうなのでボンドだけにしました。
調整の仕方は、鋼製束を縮めたり伸ばしたりします。
この鋼製束の存在を知らずに、コンクリート束とかを使ったりするなら、土台を平らにする=地面を平らする=掘る作業も精密さが必要=砕石入れるのも慎重に、です。
更に真っすぐさも必要です。土台の中心が木材の芯に来ないと変ですからね。
水平と垂直と真っすぐを求められる土台は発狂します(全然できない)ので、是非やってみてください。
楽しい楽しい木の作業はまた次回。
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